思春期早発症って知っていますか?
簡単にいうと
通常よりも早い時期に第二次性徴(身体的な成長や性成熟の兆候)が始まる状態を指します。一般的に、女児では8歳未満、男児では9歳未満で思春期が始まる場合に診断される
ことです。
実際にどんな症状かというと
女の子の場合
- 乳房の発達
- 初潮(早い場合、9~10歳未満で起こることも)
- 身長の急激な伸び
男児の場合
・筋肉の発達や体毛の増加
・睾丸や陰茎の成長
・声変わり
なんかが通常より早く現れてしまうんですね。
学校の検診などで気づいて病院へ行くと検査をしてもらえるんですが、原因がわからなかったり、ホルモンの異常であったりすることが多いです。
そこで、他にも何かできないかなと小児はりに来てくれる子たちがいます。
当院でも
・まだ小学校低学年なのに、あと1年くらいで生理が来ると言われた
・月経が来るのが早そうで困っている
・思春期早発の疑いと言われたが、身長が小さいのでなんとかならないか不安
と、ここ数年ご相談に来られる方が増えました。
では、東洋医学ではどう考えるかなんですが。
(私の考え方です)
身長が大きくなる
第二次性徴
これはどっちも成長なんですよね。
多少個人差があっても、本来この時期にはこの成長というのがあります。
そこがうまくいっていない。
成長するベクトルがあっていない。
そんなイメージです。
身長も個人差はありますが、ご家族をみて、思うように伸びていないかも?と感じるなら、成長を阻害する因子がその子の体にあるんだなとみて、それを取り除いていきます。
あとはスクスクと成長できるように、
食事
睡眠
など、体づくりの土台をしっかりさせていくことも、お手伝いしていきます。
そんな感じで思春期早発症といわれたお子さんたちに小児はりをしていくと
・背が伸びた
・初潮が診断時の予想よりだいぶ後できた
・背が伸びた
などの変化がある子が多いです。
ここ数年、思春期早発症のお子さんをみせてもらうことが増えて、小児はりいいなと思いました。
悩んでいる方に届くと嬉しいです。
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